HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第4回 彼の過去に嫉妬してしまいます (2008.09.05up)


「彼の過去に嫉妬してしまいます」
彼はとてもカッコよく、はっきり言ってモテます。でも、私は見た目も良くないコンプレックスの塊の様な人間です。彼が優しくしてくれても「前の彼女にもこんなふうにしてたのかな?」とか「私とは違っていろんな女の子との思い出があるんだろうな」と考えてしまい、寂しくなってしまいます。
彼の前では、明るく振る舞っていますが、一人になると悲しくて泣いてしまう日が多いです。彼からあまり嫉妬されることもなく、余計に嫉妬深い自分がイヤになります。
どうしたら彼の過去に対する嫉妬から解放されますか?
(20歳・オンナ)

今回の恋愛症状は 「エストロゲン過剰状態」 あなたは彼を完全に自分のものにしたいという欲求が非常に強いようです。女性ホルモンのエストロゲンが多いとそうなりがちです。しかし、かえってそれがあなたの恋を壊す危険があります。

恋愛は脳科学的にみれば一種の病的状態です。つまり普段の脳とは違う状態になっています。ずっと一緒にいたい、彼のすべてが好き、なんでも許せるそんな気分を作り出してしまいます。
一方、好きという気持ちが高まるほど、相手を完全に自分のものにしたいと思うのは当然です。嫉妬することも恋愛中の脳では当たり前と考えるべきです。
しかし、恋愛中の脳の状態はずっとそのままということはありえません。必ず変化してきます。だからあなたが彼の過去を許せる時がやってくるのです。
恋愛を長く続けるには、「許すこと」それが重要になってきますが、あなたの脳はまだその段階になっていません。解決するのは、時間だけです。
男性は過剰な女性の思いに対して少し引いてしまうこともあるので、あなたの嫉妬が強いとしても、それを言葉にしないことです。
心の中で思い切り嫉妬してかまわないのです。嫉妬のない恋愛であれば、それは嘘の恋愛とも言えるでしょう。
振り返ってみたとき、こんなに変わるんだと気がつくはずです。恋愛に関係する脳内ホルモンは必ず変化していきます。
今日も彼と一緒の時間を、思い切り楽しむべきです。
そのための対処法としては、
① 嫉妬は自分にストレスをかけ続けます。忘れる瞬間を作るために、お化け屋敷やジェットコースターに一緒に乗ってみましょう。少なくともその瞬間には、いやな気分は消えています。
② 芸能人の結婚記者会見と離婚のときの言葉を比較してみましょう。これほど変わるものだとわかります。
③ アロママッサージを受けてみましょう。全身から癒される皮膚感覚が、脳をリラックスさせてくれます。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
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