HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第11回 自分の移り気な性格に悩んでいます (2008.10.24up)


「自分の移り気な性格に悩んでいます」
私は基本的に、あまり恋には夢中にならないほうです。10年近く交際している人がいますが、ほかのオトコの人と遊びに行ったり、浮気をしたりと移り気な性格です。そんな私も、現在28歳なのでそろそろ結婚を考えています。こんな私ですが、彼は別れる気はないようで、むしろいつも浮気を許してくれます。
ただ長すぎるお付き合いなので、彼に対する気持ちは「恋人」というより「家族」のようです。こんな気持ちのまま結婚したとしても、彼を上手く支えていけるのか不安です。
彼ときっぱり別れるべきでしょうか? そして私のこの性格は直るのでしょうか?
(28歳・オンナ)

今回の恋愛症状は
「オキシトシン不足」
性格を直すのは難しいです。
オキシトシン不足です。
一緒にいるのが本当の快感になっていません。

浮気は男性がするものと思っているかもしれませんが、女性も統計的には意外に多いのです。
これは生物学的な意味もあって、多くの遺伝子を残す、つまり子孫を残すという遺伝子に組み込まれた仕組みでもあるのです。
しかし、今の社会ではそれを浮気と呼ぶのです。
恋愛-結婚という変化をしていくと、
どうしても恋愛したてのように、ドキドキや一緒にいたいという気持ちが薄れてきてしまいますが、
これはしかたのないところです。長く続かないように恋愛は脳内ホルモンでコントロールされているからです。
しかし、新しい恋ならきっとあなたも、ドキドキするはずです。
長い結婚生活を考えてみれば、むしろいまのあなたの状態のほうがうまく行きます。
恋人より家族という感覚になったとき、相手のことを本当に好きだとか、尊敬できる、一緒に生活していきたいと思えるかどうかが結婚生活というものです。
恋愛より、結婚生活を長くやっていくほうがより難しいのです。
というのも、結婚生活をうまくやるように脳内ホルモンはできていないからです。それを補えるのはあなたの理性と知識だけです。
対策としては
①一人の寂しさを再確認
3週間くらい一人になって寂しさを再度確認してから、オキシトシン濃度が上がるように一緒に食事にでかけよう。
②一人旅をしてみる
1日一人で電車に乗って旅行をしてみましょう。それでもあなたは楽しければ、わかれるという選択もあるでしょう。
③芸能人カップルの結婚事情を調べる
結婚発表が書いてある古い週刊誌と、その後の芸能人カップルがどうなったか、調べてみましょう。いかに長続きが難しいか理解でき、好きだというだけではうまくいかないことがわかります。
④彼の本当のよさを理解する
彼の本当のよさ、能力をどこまで理解しているでしょうか。彼の仕事場の見学に行きましょう。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
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