HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第17回 ひどい扱いされても、好きなんです (2008.12.08up)


「ひどい扱いされても、好きなんです」
ボクには、フラれたけれど、キライになれない女性がいます。彼女は、大学のサークルの友達で、家に遊びに行くくらい仲のいい関係です。
最初は、お互いの恋愛を相談する関係だったのですが、僕は相談しているうちに、彼女を好きになってしまいました。彼女に恋人がいること(その人とは別に気になる男がいる)ことを知っていながらも、告白しましたがフラれました。
それでも僕は、彼女のことが好きなんです。彼女が仲良くしてくれることに、甘えているだけなのでしょうか。
(21歳・オトコ)

今回の恋愛症状は 「テストステロン不足」 好きという感情で重要なのは、一緒にいたいと思う気持ち。男性の場合は、相手を支配したいという願望で、それを作り出すのがテストステロン。好きだけど、彼氏がいてもいいのは、テストステロン不足かもしれません。

生物学的に言えば、恋愛はあくまでも生殖、子孫を残すための手段といえます。つまり恋愛という感情を脳の中に作り出し、一緒にいたいと思わせ、子孫を残す。それが遺伝子にプログラムされているのです。
好きだという感情で重要なことは、一緒にいたいと思う気持ちです。男性の場合は、相手の女性を支配したいという願望になります。その願望を作り出すのがテストステロンという男性ホルモンです。相手も所有したい支配したいということは、結局、子孫を残したいという遺伝子の命令ともいえるでしょう。ただ人間はそれを大脳皮質の働きである理性でコントロールすることができます。
好きだけど、相手に彼女や彼氏がいてもいいという感情は、支配力が弱いあるいは、理性でコントロールしているということになるでしょう。
あなたが、その状態でよければ、いいのではないでしょうか。しかし、そういった関係に満足していると、結婚をしたいという感情を抑えてしまうので、将来、独身生活が続くということになりかねないでしょう。
対処法としては、
①自分で物を買って、それを所有することの快感を学びましょう。
つまり、レンタルDVDではなく、セルDVDをボックスで買うとか、友人の車を借りるのではなく、自分でローンを組んで車を買うというようなことです。所有する喜びが快感であるとわかれば、あなたの行動にも変化が起きます。
②いま乗っている車より上の車を無理をしてでも買う。
現状満足をすると、仕事への努力もしなくなります。いま乗っている車より上の車を買ってみるのです。見えるものが違ってくるはず。
③一人で旅行してみる。
特に船旅を一人ですると、孤独感を感じるはずです。人は一人では生きていけないと感じれば、人と一緒にいること、本当の恋愛の意味がわかってきます。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
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