HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第21回 うまく話ができないことに悩んでいます…… (2009.01.13up)


「うまく話ができないことに悩んでいます……」
彼女にプロポーズし、両家の挨拶も無事終わりました。付き合う時の告白もプロポーズも彼女はとても喜んでくれたのですが……。
しかし自分自身の対応の不甲斐なさに悩んでいます。彼女の家に出入りするようになり、出された料理を食べても「おいしいですね」のひと言を口にすることが出来ないのです。そんな自分にホトホト困っているのですが、どうしても感動や思いを言葉で表現できません。
「もっと皆と楽しく話せるようになりたい」と自己嫌悪に陥るばかりです。少しでも言葉を発することができるようになるには、どうすればよいでしょうか。
(27歳・男)

今回の恋愛症状は 「セロトニン不足」 セロトニンが不足すると、不安が強くなります。

人にはっきり物が言えないのは、自分に自信がないか、はっきり言ったときの相手の反応が怖くて言葉にできないのです。
脳の中のセロトニンが不足すると、不安感が強くなって他人とのコミュニケーションが苦手になってきます。
黙っているほうが安全だと思ってしまうからです。
自分の感情を表現していくことは、コミュニケーションをとっていく上で非常に大切です。自己表現を他人に見てもらうことがいいでしょう。といって文章を書くとか、絵を描くでは、なかなかコミュニケーションになりません。
制作のときに会話が必要になるようなもの、たとえば、料理教室に通ってみるというようなことをすれば、他人と話をしないといけないので、自然に会話をするようになるはずです。
処方としては、
①メールか手紙を書く
しゃべるのが苦手なら、まずはメールか手紙を書いてみましょう。
自分の思っていることをまず相手に伝えてみて、それが受け入れられることだという安心感が必要です。
②劇場へ行く
生のステージを見ることで、表現のすばらしさを感じれば、自然に感動の言葉も出てきます。自然に出るというところが大切なのです。料理を食べたらおいしいと言わなければいけないという強迫観念が言葉を少なくさせてしまうのです。本当の感動を彼女と共有すれば、言葉は出てきます。
③メールをやめてみる
いまの世の中は話をしなくても生活ができてしまいます。
メールによって文字だけで連絡が取れてしまうからです。
まずは、直接話さないといけないような環境を作りましょう。携帯電話で話をする、そんな簡単な習慣から始めてみましょう。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
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