HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第30回 キスやボディタッチをしたくなくて…… (2009.03.16up)


「キスやボディタッチをしたくなくて……」
私には付き合って9年になる彼氏がいます。ですが、マンネリなのか飽きてしまったのか、キスや体を触られることが嫌だと感じることが最近多くなってきたのです。
でも彼氏には、今でも大きな愛情を注いでもらっていますし、話も合うし安心するし居心地がよくて楽しいのです。だから余計に、なんで彼との触れ合いが嫌だと思うのか自分でも分からなくなっています。
何が原因なのでしょうか、教えていただけると幸いです。
(34歳・女)

今回の恋愛症状は
「オキシトンシンの減少」
オキシトシンが減ると、
触れ合いが不快になります。

人間の脳には慣れというものがあります。飽きると言ってもいいでしょう。これは非常に重要な機能なのです。
新しいことに挑戦していくには、既存の物に執着してはいけないのです。
人間は現状を守りながら、新しいことにチャレンジする。
だからこそ進化をしてきました。
しかし恋愛面での男女の間の心の問題は、進化をしてきたわけではありません。だから、からだと心の乖離が起きてしまいます。
脳の中でオキシトシンがたくさん出ているときは、人と接していると、満足感がアップして、さらに一緒にいたいと思うのですが、それが枯渇してくると、一緒にいて、ふれあっていることが快感にならなくなってきます。
これはある意味しかたのないことなのです。家族的、友人的な関係とでもいいましょう。
ある距離を保ちながら、いい人間関係を築く、これが恋愛を長続きさせる方法かもしれません。
外国人は、肌を触れあうことは、快感というより、習慣に近いので、それほど抵抗感がないのでしょう。日本人的習慣では、節度を持った接し方ということになってしまいます。
だから、ふれ合うことを拒否的に考えるのは不自然でもなんでもありません。
あなたは、彼とふれあうことより、一緒に何かに向かって仕事をしていくこと、生活をしていきながら新しい目標を定めることがもっとも必要なのです。
この悩みへの対処法としては、
①新しい技術を身につける
趣味以上に、お金になるような技術や資格を取ってはどうでしょうか。人生に別の価値観を見いだすことが、いまのあなたの突破口になるはずです。
②女性の友達だけで出かけてみる
彼にべったりではなく、時々距離を取ってみると、多少彼を見直すきっかけになったり、彼自身もあたとの関係に新しいことを見いだすかもしれません。
③できるだけオシャレをしてみる
女性としての魅力を再度見直してみましょう。自分はまだまだ魅力的なのだとわかってくれば、自信がみなぎってくるでしょう。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
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