HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第31回 彼に対してワガママになってしまいます (2009.03.23up)


「彼に対してワガママになってしまいます」
私には、猛烈アタックされて付き合いだした交際3年目の9歳年上の彼がいます。彼はいつも私のことを大切に想ってくれています。デートの費用はすべて彼が出すので、友達からは「それって援助交際じゃないのぉ?(笑)」なんてからかわれるほど。私は、そんな彼に甘えてばかりでワガママし放題でした。
「彼のことを大切にしよぉ」と努力した時期もありましたが、長続きせず、私が優位な立ち位置になる元の関係に戻ってしまいました。最近は、いっそう彼に対する態度がひどくなっている気がします。そんな自分を振り返ると、ほとほとウンザリしてしまいます。
私のワガママをなくすためには、もっと彼を大切にする努力をすればいいんでしょうか?それとも、すっぱりと別れたほうがいいんでしょうか?ものすごく悩んでいます。
(22歳・女)

今回の恋愛症状は
「セロトニン過剰状態」
セロトニンが多いと、心が安定するいっぽうで
危険なことも大丈夫に思えてしまいます。

自分が好きなように行動できるのは、安全地帯があるからです。
これは子供が親という安全地帯があるから、冒険ができると同じこと。
あなたは、脳内のセロトニンが十分にあって、危険なことでも意外に大丈夫に思えてしまう状態です。心が安定しているのです。
不安感があれば、彼にこんなことをすれば、いけないと思うでしょうが、あまりに彼が受け入れてくれるので、相手を心配させることをなんとも思わなくなってしまうのです。
これは冒険をするにはいいでしょうが、彼にとってはかなりのストレスになっているはずです。
彼を大事にできるかどうかは、あなた次第ですが、問題はあなたがそれで本当に心の安定が保たれているかどうかでしょう。
彼はあなたのわがままをいつまでも受け入れてくれるなら、あなたはその自由をもっと別なところ、自分の能力をアップさせ、社会的な成功を収めるような努力をすべきです。
そうであれば、あなたのわがままは意味があるでしょう。
あなたが、単に彼を心配させ甘えているだけなら、あなたは進歩がないでしょうし、せっかくのいまのあなたの状況を活かせないのです。
この症状への対処法としては、
①夜しばらく一人で食事をしてみる
孤独を感じてみましょう。安定しているあなたの状況が非常に恵まれたものであるとわかってくるでしょう。
それでも孤独を感じないなら、別れても大丈夫かもしれません。
②ボランティア活動をしてみる
人のためになること、そこであなたがどう感じるか体験してみましょう。
自分だけでは生きていけないこと、人の助けを求めている人がいること、人を助けることがいかに自分の心に響くか、経験してみるのです。
他人のために働くことで、自分が満足できないとすれば、むしろあなたはいまのままのほうがいいでしょう。
③ブログを書いてみる
自分の行動を文章にしてみましょう。
いかに自分が身勝手か気がつくかもしれませんし、意外に自分の行動がたいしたことがないと思うかもしれません。
客観的に自分を見つめるのです。そうすれば、どう次の行動をおこせばいいかわかってきます。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
■ホームページ http://yoneyone.com/