HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第34回 恋愛に対処しきれずにいます (2009.04.14up)


「恋愛に対処しきれずにいます」
過去10年近く彼女はいらないと強がっていたのですが、半年前に知り合った友人の同僚が気になっています。年下のその方も自分も雑貨が好きで、先日、面白い雑貨をプレゼントするために外食をしました。
もし彼氏が居たら二人きりで会うのは申し訳ないという軽い発想で「彼氏いるの? 居た
らゴメンね」と言ったところ、とても困った様子で交際相手がいると答えてくれました。
後になって、その答えが意外にショックで自分がその方を好きな事と、相手がこの質問を告白に近いものと捉えたことに気付きました。自分は先の「変な告白」を払拭して今の気持ちを伝えたいのですが、今は彼氏を見捨てることはできないという彼女の意思を聞いてしまった以上、自分の思いを伝えるのは彼を見捨てて俺と付き合ってと言っているに等しい気がしています。
この10年、OKなら付き合う。振られたら諦めるとしか考えていなかったので対処しき
れていません。自分は何をすべきなのでしょうか。
(28歳・男性)

今回の恋愛症状は
「テストステロン不足」
テストステロンが分泌されると、
相手を独占したくなり、本能的な行動に出ます。

恋愛は何のためにあるのでしょうか。生物学的には、生殖して、子孫を残すためです。
しかし、人間はそれを理性的な部分でコントロールしようとします。本能的な部分と、理性との闘いが恋愛とも言えます。
男性ホルモンであるテストステロンが分泌されてくると、相手を独占したくなり、理性的より本能的な行動を取るようになります。
そこには損得や相手への気遣いはなくなり、とにかく恋愛相手を手に入れたいという感情が高まってきます。
社会的な制約で、それを抑え込もうとすれば、ストレスが生まれてきます。
しかし、恋愛とはそういうものです。
相手を傷つけず恋愛するということは、まず不可能です。
恋愛は他人のためではなく、あくまでも自分のためのものです。それを理性的にコントロールしようとするので、悩むのです。
恋愛で何をすべきか、だれにもわかりません。ただ恋愛は自分のためにするものということを忘れないことです。
テストステロンが過剰になってくれば、冷静さを失い、熱烈な恋愛となります。それが普通のことなのです。
冷静で客観的な恋愛は、本物ではないのです。
どう行動すればいいのか悩むのではなく、自分が何をしたいのか、それをもう一度考えてみましょう。
この恋愛症状への対処法としては、
①高額な商品を買ってみる
思い切って決断することを、お金に換えてやって見ましょう。
思いっきり高い物を買えば、度胸も出てきます。
②彼女に手紙を書いてみる
メールでは、相手への訴えが弱いものです。直筆の手紙を書いてみましょう。自分の気持ちを素直に示すことで、自分の気持ちの確認にもなります。
③ボランティア活動をしてみる
他人のために働くことを経験すると、実はそれは自分のためにやっているのではないかと思うかもしれません。
つまり、自分のため、人のためという行動の違いを考えること自体が難しいことに気がつくはずです。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
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