HOME »  Dr,ノー(米山先生) »  第36回 彼女を信じたいけれど、信じきれません(2009.04.28up)

Dr.ノウの恋愛診療所

「彼女を信じたいけれど、信じきれません」
1年半前に運命的な出会いをして、すぐにこの人だと決めて数ヶ月で結婚を決めました。周りからも、お似合いだといわれるなど、全てがうまくいっていました。 ところが先日、彼女が僕に内緒のブログを偶然見つけました。そこには、二人の男性と浮気をしている事実、”私は2番目に好きな人と結婚し、恋愛より幸せを選んだ。元彼は運命的な人。”など書かれていたのです。
こんなにもひとりの人を愛したことはなく、この裏切りはかなり応えました。妻は、今回の発覚で精神的にまいってしまい、僕が浮気したような状況になってしまいました。
でも今の彼女を信じられず、心変わりを考えると不安でいっぱいです。このまま苦しみながらも彼女を信じるか、新たな人生を歩むか悩んでいます。もちろん最終的には自分で決断をするつもりですが、少しでもご意見をいただければ幸いです。
(33歳・男性)

今回の恋愛症状は 「独占欲の増加」 脳科学的にみると、
“恋愛は一種の病的な状態”ともいえます。

 恋愛は独占したくなるものです。自分だけのものにしたい、それは男性でも女性でも同じ欲望です。
 脳科学から見れば、恋愛は一種の病的な状態とも言えます。

ある人をずっと同じレベルで好きでいることは不可能です。
芸能人の恋愛、結婚を見ていればわかることです。
結婚宣言のときの幸せそうな状態は、ほとんどのカップルで数年後には、憎み合って別れるということになってしまいます。
 

つまり、あなたは彼女が裏切ったと言っていますが、逆にあなたが将来同じように裏切る可能性も十分にあるのです。
それこそが人間的とも言えます。
 

恋愛は独占することで成り立つのではなく、相手をどこまで許せるか、それも愛情です。
 

常に自分のだけのものという考えを押し通していけば、長くいい関係を続けることはほとんどのカップルで不可能です。
彼女を許せる大きな愛情を持っていないなら、別れるべきでしょう。
 

ただそれでも将来、逆にあなたが、彼女に許しを請う時もくるかもしれないことを考えてみるべきです。
独占したい本能的な部分をいかに大脳皮質の理性で押さえ込めるか、それがあなたの大きさになるのです。

この恋愛症状への対処法としては
①世の中の名作と呼ばれる恋愛小説を10冊読んでみましょう。
最近の純愛的なものでは、あなたの心を支えることはできないでしょう。
 
②ここ10年間で恋愛結婚した芸能人がその後どうなったか調べてみましょう。
永遠の愛情というものがいかに難しいかわかるでしょう。
 
③新しい趣味や旅行に二人で行くのです。
前向きになり、新しい共有する時間を持つこと、それがあなたを前向きにしてくれます
 

相手を許す大きな懐を持てるようになるには?
  • 名作の恋愛小説を10冊読む
  • 恋愛結婚した芸能人のその後を追う
  • 旅行に二人で行く

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
■ホームページ http://yoneyone.com/