HOME »  Dr,ノー(米山先生) »  第43回 結婚話が進むも、トキメキがない(2009.06.26up)

Dr.ノウの恋愛診療所

「結婚話が進むも、彼にトキメキがありません……」
交際7年の彼はとても誠実な人で、私の欠点や長所もよくわかっていることや、私を守ろうという気持ちだけは誰にも負けないと思っていること、私もそういう点では本当に信頼をおいて結婚を決めました。
しかし、今年に入ってから、自分の中で何かスッキリしない思いがあり、日が経つにつれて憂鬱さが増してきています。 長く付き合いすぎたせいか、ときめくことがないこと、触れ合う機会もかなり少なくそれ自体にエネルギーを要すること。お互いが初めて付き合うもの同士ということもあり、セックスがうまくできないまま今まで来てしまったこと。などがわだかまっています。 新婚生活から既に老夫婦みたいな2人を想像してしまいます。
彼氏がいるからと他の男性からの好意を断ったり、その人に別の相手ができてしまうとがっかりしたり悔やんでいる自分がいたりして、正直これから結婚する女の子の思うことではないと、不安な気持ちでいっぱいです。 このままでは前に進めません。何かアドバイスをお願いします。
(30歳・女性)

今回の恋愛症状は 「恋愛ホルモンが減って来た証拠」

恋愛は長く続くように、脳の中で設計されていません。
 

世界的に見ても離婚は結婚4年後が多いのです。
つまり恋愛という脳の異常な状態は、4年で終わりを告げることが普通のことです。
しかし、好きでいないといけないとか、結婚しなければいけないという理性的な気持ちが、自分を憂鬱にしてしまうのです。
 

結婚には2種類があると思います。
好きになったと同時に一気に結婚まで走ってしまうもの。これは恋愛ホルモンがまだ持続していますから、結婚まで行くのは難しいことではありません。
しかし、結婚して、恋愛ホルモンが減ってきたとき、相手の真実が見えてきます。そこで戸惑うのです。
 

あなたのように恋愛期間が長く、結婚まで時間がかかってしまうと、
そういった恋愛期間が終わっていますから、非常に冷静に相手を見ることができるので、かえって戸惑うのでしょう。
しかし、しっかり相手の欠点やいいところを理解した上での結婚であれば、長続きして幸福感も高いはずです。
 

セックスの問題は、若いのですから、これからお互いが接していくことで、強く惹かれていくかもしれません。
セックスは、結婚生活の維持に重要な意味はありません。
だからセックスがないことが結婚できないことにはなりません。

この症状への対処法としては

①自分の趣味を磨こう
彼があなたに別な才能があることを知れば、より大切にされるはず。
徹底的に趣味の世界を楽しんでみるのです。
 
②二人で旅行を
旅をするという時間の共有は、お互いを見直すチャンスです。
新しい恋とは言いませんが、意外な一面をお互いに見ることになるでしょう。
 
③二人でできる仕事を始める
共通の目的、価値観を持つことこそ、結婚が長く続く秘訣です。価値観の相違は、どうしようもないものです。
だからいまのうちから、一緒に仕事をして、共有の価値を見いだしてみましょう。
 

彼とのキズナを取り戻すには?
  • 自分の趣味を磨く
  • 二人で旅行をする
  • 二人でできる仕事を始める

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
■ホームページ http://yoneyone.com/