HOME »  Dr,ノー(米山先生) »  第51回 好きな人の前だと、赤面してしまいます(2009.08.21up)

Dr.ノウの恋愛診療所

「好きな人の前だと、どうしても赤面してしまいます」
私には、今まで好きになった人は何人かいますが、恋愛に対してとても不器用で、男性とお付き合いしたことがありません。
今年になって、4月から勤め始めた職場で恋をしました。同じ部署の先輩で、仕事中に他愛のない話をする程度の仲です。それだけの関係なのに、私は感情が顔に表れやすいのか、好きな人の前ですぐに赤面してしまいます。さらに不自然な行動になってしまうので、先輩も周りの人も私の気持ちには気づいてしまっているようです。
どうしたら想いを顔や態度に出さず、平静に振舞えるのでしょうか? この状況を打開し、素敵な恋愛を手に入れたいと思っています。アドバイスをお願いします。
(27歳・女性)

今回の恋愛症状は 「アドレナリン過剰、過敏反応」 緊張すると、アドレナリンが出て
能力をアップさせようとします。

常に人前に出るジャズの楽器演奏者でさえも、
舞台前のドキドキを抑えるために、
βブロッカー(本来は血圧を下げる薬)を飲んでいる人もいます。

人前で上がるのは、まったく普通のことです。
上がるということは、からだの中でアドレナリンが出て、いつもよりもっと能力をアップさせようとしているのです。

それが過剰に出てしまうと緊張状態を作り出してしまい、自分の能力が十分に発揮できなくなってしまうのです。

人間は予測して行動しています。
次に大変なことが起きると思うと、アドレナリンが先に出てしまい
過剰に緊張します。

しかし異性に会うことが、そんなに大したことではないと思えれば、
緊張もなくなります。
これには場数を踏むしかないのです。
 

私も人前で話をするのが非常に苦手でした。すごく上がってしまうのです。
しかし、講演会を繰り返していくことでまったく緊張しなくなり、むしろ人前で話をするのが楽しくなってきました。

つまりどんなにあがる人でも、慣れてくれば、
それはなくなってしまうものなのです。
逆にあまり人前で緊張しない女性は、かわいく見えなくなってしまいます。だから適度な緊張を持って接していくことが、むしろ好感度を上げるのではないでしょうか。

まずは素直に上がってしまう自分を見せることでしょう。上がってからその先、別に何も起こらないと分かってくれば、上がること自体、
なんとも思わなくなるはずです。
人間の脳は慣れるようにできているのです。
 

こちらの症状への処方としては、

①駅のホームを端から端まで歩く
電車がホームにいるときに、端から端までゆっくり歩いてみましょう。
みんなが見ていると思うと結構恥ずかしいと思うのですが、実際にあなたを見ている人は少ないのです。
 
②人前で強制的に話をする
とにかく人前で話をするチャンスを多くしましょう。教えるという立場でもいいでしょうし、宴会でのスピーチでもいいでしょう。
場慣れしていけば、上がることは減ります。
 
③鏡を見ながら朗読する
人前で話をする練習だと思って、鏡を見て大きな声で本を朗読してみましょう。話すことに慣れるのです。

アドレナリンを抑えるには?
  • 駅のホームを端から端まで歩く
  • 人前で強制的に話をする
  • 鏡を見ながら朗読する

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
■ホームページ http://yoneyone.com/