HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第57回 恋人以外の男性を心の拠りどころにしてしまう(2009.10.02up)


「恋人以外の男性を心の拠りどころにしてしまう」
交際3年になる彼とは2人の時間を楽しく過ごせるのですが、そこまで深い人生の話や悩みの相談ができません。ところが、最近好意を持たれている別の男性には、彼にできないような悩み相談ができてしまいます。その男性は私に彼氏がいてもお構いなしで、私と関わる時間が必要だといいます。でも私は、その男性を友達以上には見ていません。
会うのをやめようと何度も話しましたが、私が、今後、何か問題にぶつかり悩み苦しんだら一人で乗り越えられるのか、と男性から言われるのです。このような状態になって8ヶ月が過ぎ、ものすごい罪悪感にさいなまれています。
もちろん交際している彼は大事ですが、あまりにも仕事が忙しいと彼の仕事の支障になったら困ると思い、寂しいとか私が死ぬほど悩み苦しんでいることを素直に打ち明けるのは、はばかられるのです。だからといって、ほかの男性に寄りかかる自分には問題があると思います。もう会わないようにしたいのですが、どうしたらよいでしょう?
(27歳・女性)

今回の恋愛症状は 「バゾプレッシンによる行動の抑制」 安全地帯にいては、真の恋愛はできません。

恋愛中は、逆に相手に迷惑をかけると思って、
好きだからこそ自由に振る舞えない
ということはよくあることです。
それは相手を傷つけたくないという思いと、
いつまでも好きでいて欲しいという
守りの姿勢からくるものです。
脳の中では、バゾプレッシンという脳内物質が出て、
あなたの行動に抑制をかけています。
その物質が強いとノルアドレナリンの分泌も抑えられて、
リスクを伴う行動ができなくなります。
思い切った行動が取れないからこそ、悩んでしまうのでしょう。
彼に自分のことを思い切って打ち明け、
真の自分の姿を見せるべきでしょう。
それができない恋愛であれば、別れるべきです。
自分の真の姿を見せずして、
本当の恋愛は成り立たないでしょう。
相手に気遣いばかりの恋愛では、恋愛を長く続け、
さらにその先にある結婚にまでたどり着けないでしょうし、
たとえ結婚してもうまくいかないでしょう。
怖がるのではなく、自分をさらけ出す勇気を持ちましょう。
この恋愛症状への処方としては、
①自分のからだを鍛える
精神的に強くなるには、肉体改造も必要です。
フィットネスなどへ行き、筋トレをやってみましょう。
②人前でプレゼンテーションするチャンスを
大勢の人の前で話をするチャンスを作りましょう。
自分に自信ができるはずです。
③思いをすべて文章にしてみる
自分の心をすべて文章にしてみましょう。
隠さないという姿勢を自分で表現してみるのです。
本音を語る練習です。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
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