HOME » Dr,ノー(米山先生) » 第68回 付き合って半年の彼に体を許せません(2009.12.30up)


「付き合って半年の彼に体を許せません」
彼との体の関係、今後どうしていけばいいかで悩んでいます。私には付き合って半年以上経つ彼氏がいます。彼とはずっと友達だったところで告白され、悩んだあげく付き合いだしたという、いわゆる友達からスタートの関係でした。 付き合っていく間に彼のよさが徐々にわかり、今では彼を信頼できるし、一緒にいると楽しめます。しかしひとつ問題があります。
私は彼との体の関係を拒んでいます。付き合い始めはまだ慣れていないからと思い、拒んでいましたが、半年以上経っても、やはり彼との関係がどうしても嫌で、いつもうそをいって逃げています。
セックスはもちろん、キスもなるべくならしたくないと、デートの時にはいつも思います。さすがにもう半年も付き合っているので、彼からは「拒まれることが辛くて仕方がない」と何度も言われてきました。でもどうしても彼に体を許せません。以前付き合っていた人で体を許せた人はいました。そろそろ嫌でもしなきゃならないのか、別れて友達に戻ったほうがいいのかとか真剣に悩んでいます。
(19歳・女性)

今回の恋愛症状は
「理性的になりすぎている」
好きな人にからだを許すのは、
本来自然なことです。

恋は理性(大脳皮質)と本能(大脳辺縁系)との戦いです。
好きになり恋をして、からだを許すというのは、本来自然なことです。
しかし、よくよく考えてみると自然なことと思いますが、脳の中ではいろいろな変化が起きています。
まだ会ったばかりの知らない人に対して拒否的になるのは、自分を守るための当然な行動です。
しかし、次第に慣れてくると、理性的な抑制が取れてきて、
本能的な行動を許せるようになります。
時間が経ってもあなたが彼を受け入れられないのは、
何か彼を拒否する理由があるはずです。
それは本能的に合わないと思って、
受け入れないのかもしれません。
それは、自分ではなぜなのかは、わからないものです。
努力して彼を受け入れるより、別れたほうがいいのではないでしょうか。
自分の感性を大切に考えるべきです。
この恋愛症状への処方としては、
①直感力を磨く
相手を見た瞬間の第一印象は、多くは当たっているものです。
もちろん例外もいますが、自分に合う、合わないは
なんとなく直感でわかります。
その直感力を磨くには、普段から、意識する必要があります。
メールが来たらだれからか考えて開くとか、携帯も相手がだれだろう?と思って電話に出てみましょう。
②決断力をつける
恋愛には、どこかで見切りをつける必要がある場合が多いものです。買い物やレストランでの注文を思い切って早くやってみましょう。
普段から思い切った行動ができることが、恋愛での悩みを長引かさない方法になります。
③上手に別れる
好きになるのはいいのですが、別れは、なかなか難しいものです。
相手を傷つけてしまうと考えがちですが、会う回数を徐々に減らしていきましょう。
相手のプライドを傷つけないことが、
あとにトラブルを少なくする方法です。
つまり相手から嫌われるように意識的に振る舞い、相手から別れ話を言わせるのです。

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
■ホームページ http://yoneyone.com/