HOME »  Dr,ノー(米山先生) »  第72回 彼を信用できず、自分に自信も持てません(2010.2.5up)

Dr.ノウの恋愛診療所

「彼を信用できず、自分に自信も持てません」
彼からのひと言で自分に自信が持てなくなり、また人を信じられなくなってしまいました。このまま人を信用できずに生きていくのかと思うと、とても怖いです。
私には19歳の時から3年付き合った彼がいました。長い付き合いで信頼関係もでき、幸せに過ごしていました。ですが、去年いきなり「4月から社会人で遊べなくなるから今のうちにたくさん遊びたいし、最近おまえは太ったからもう好きじゃない。別れる」と、突然振られました。3年間一緒にいて、とても信用していたのに、そんな理由で振られて私の外見だけだったんだ…と思うようになってしまいました。
それから3ヵ月後に「やっぱり俺にはおまえが必要だ。今度は絶対幸せにする」と言われ、最初は断りましたが結局説得されて付き合っています。しかし彼を信用できず束縛しがちになると、「めんどくさい」と言われ、また捨てられました。彼とまた付き合ったのは自分の責任ですが、どうしても信用できなくなり疑う気持ちを持ってしまいます。束縛もしたくはないですし、私はどのような考え方でこれから過ごしていけばいいでしょうか?
(22歳・女性)

今回の恋愛症状は 「すべてテストステロンのせい」 男性は手に入ったものには、
興味を失ってしまう生きもの。

女性にしてみれば、彼のわがままな態度は理解できない
ということになるでしょう。
しかし、男性は逃げる女性を追いたくなりますし、
手に入ってしまうと、飽きてしまう

それをくり返していきます。

これは男性ホルモンである
テストステロンの典型的な作用なのです。

テストステロンが脳の中で出ると独占欲が強くなり、
自分のものにしたいという欲求が強くなります。
それを満たすには、なんでもしてしまう、それが男性の行動です。

しかし、不思議なことに手に入ってしまうと、
興味を失ってしまうのです。
それが、飽きたという態度になったり、別れると急に言い出すのです。

一緒にいたいと思う反面、
時には孤独になりたい、一人になりたい、
と思うようになるのがテストステロンの働きです。

だから、あまり一緒にいると、束縛されていると感じてしまい、
いやになってくるのです。

女性は、これをなかなか理解できません。

どんなに好きでも適度な距離感
つまりあまりしつこくメールをしないとか、
詮索しないということも重要なのです。

恋愛から結婚と次第にお互いの距離が近くなっていきます。
しかし、それでもお互いのプライバシーを守ることも大切です。

「好きになったら、ずっと自分といたいはず」と思うのは、危険なことです。

上手に彼を遊ばせながら、コントロールするくらいでないと、
長く恋愛関係を続けられないのです。


この恋愛症状への処方としては、

①しばらくメールをしないでいる
こちらからアクションを起こさないと、
かならず向こうから何かをしてきます。
ちょっと相手をイライラさせてみましょう。

②食事をしたらすぐに帰る
食事をしたらホテルとか彼のところに寄るということでなく、
時には、さらりと帰ってしまうのもいいでしょう。
多少、心配させるくらいでいいのです。

③一人で旅行する
自分が一人になっても楽しめるような、
精神的な強さを作っておきましょう。役立つときがきます。

離れそうな
彼の気を惹くためには?
  • しばらくメールをしない
  • 食事をしたら、すぐ帰る
  • 一人で旅行する

作家、医学博士。診療を続けながら、医療エッセー、医学実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。新刊の『格差医療の時代』(ちくま新書)、『脳がどんどん若返る生活習慣』(ソフトバンク新書)など、その書籍の数は現在までに200冊を超える。
■ホームページ http://yoneyone.com/