HOME » 知って得する結婚の知恵袋 » (5)結婚指輪にまつわる雑学
・婚約指輪の歴史 エンゲージリングやマリッジリングは、はるか昔から存在していたということ、皆さんはご存知でしたか?これらの指輪は、古代ギリシャやローマ時代から存在しています。ローマ帝国では、指輪を贈ることが結婚を意味しており、切れ目のないリングの形は「生命の輪廻」と「永遠」のシンボルでした。しかし当時の指輪は愛のしるしではなく花嫁との結婚契約を示すものだったので、鉄でできた質素なデザイン。
キリスト教が影響を及ぼし始める紀元前のヨーロッ パでは、結婚する際に「神への契約のしるし」として指輪を交換していました。中世期には、婚約指輪の存在が本格的となります。ハートやキューピットなど愛を表現するモチーフが次々と登場、ルビーやアメジストなどのカラーストーンが流行しはじめます。 19世期中期には、カトリック教会の神聖さと処女 性が強調されるようになり、純白のウェディングドレスが一般的になるのと同じくして、指輪にもシンプルなデザインを求められるようになりゴールドからシル バーに変わりました。その後シルバーと同じ輝きを永遠に保てるプラチナが登場し、今なお人気となっています。
最初は契約を意味していた指輪が、宗教的な考え方に移行し、愛を表現するものに。その意味は現在まで変わらずに残っているんですね。
・どうして指輪は左の薬指にするのか。 エンゲージとマリッジ、どちらの指輪も左手のくすり指にすると決まっています。これはどうしてなのでしょう。心臓がハートと記されることからもわかるように、その昔、心臓は感情をつかさどる場所と考えられていました。ドキドキする心臓は左側にある、すなわち右手より左手のほうが心臓に近いことから心臓と繋っているとされていたのです。また古代ギリシャ時代に、くすり指の血管は心臓とまっすぐに繋っていると思われていました。当時左手のくすり指が「愛の血管」とも呼ばれていることから、途切れ目のないリングを左手のくすり指につけることは、永遠の愛を示していたのです。
ちなみに、結婚指輪はその後ずっと指につけおくものなので、日常生活に支障のない指という意味でも選ばれているのが、左手のくすり指。ただし、長い歴史の中では左手のくすり指ではないところもありました。たとえば古代ヘブライ文明では人差し指、インドでは親指に。16世紀末までのイギリスや現在の旧ソビエトの一部では、右手のくすり指に、台湾では、女性が右手のくすり指で男性は左手のくすり指、東南アジアの一部では足の指にリングをする風習もあるようです。
・給料3ヵ月分の真相は!? 「婚約指輪は給料の3か月分」。この言葉が定着した頃のサラリーマンはきっと大変な思いをしていたでしょう。なぜそのような言われ方をされたのかといえば、それには理由があります。もともとこの考え方を流行らせたのは、南アフリカにある宝石メーカーのデ・ビアズ社によるテレビCMがきっかけです。
「ダイヤモンドは永遠と愛の象徴」というキャッチフレーズは見事に大当たり。映画の結婚シーンでダイヤモンドを使ったり、テレビやラジオなどで英国王室にダイヤモンドを献上する放送を流したりとメディアを通して世界中にその素晴らしさを広めていったのです。
ちなみに歴史上で最初にダイヤの指輪をつけたのは、オーストリアのマクシミリアン大公が最愛の人としたブルゴーニュ公女マリーと言われています。「鉄より硬く、火にも燃えない」というキャッチフレーズとともに、永遠の愛の象徴として使用されたとか。
現在の婚約指輪では、「給料の3か月分」という考え方を気にする必要はまったくありません。結婚式の費用など、予算を考えて選んでいくことが大切でしょう。
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