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お見合い基本データ
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ノッツェのお見合い潜入レポート(3)

ま ずはお互いに簡単な自己紹介。ある程度プロフィールを知っているとはいえ、やはりこれは外せない。それが終わると、男性は当日のドライブコースの説明をし てくれた。目的地は2人で決めたとはいえ、これも外せない。厳密なスケジュールやコース説明は必要ないが、大体を教えてもらうだけでこちらの緊張も少しは 和らぐ。その後は趣味や仕事のことなどが話題になった。だが、緊張していたためか、男性の口数は少なめ。密室空間でしかも音楽もないので、和らいだ緊張感 もすぐに元通りになってしまう。これではいけないと思い、できるだけ盛り上げようと頑張ってはみるものの、私一人でどうにかなるものでもない。できるだけ 広げやすい話題(好きなものとか嫌いなものの話など)ばかりを振ったつもりだが、一向に会話の量が増える気配がない。運転に集中しているのだから仕方がな いのかなぁと思いつつも、会話をする余裕すらもなくなるくらいならドライブデートを選択すべきじゃないよなぁとも思ったりもした。

ドライ ブデートの都合、密室空間で2人きりになる時間がかなり長い。これはドライブデートのメリットでもありデメリットでもある。簡単なプロフィールくらいしか 知らない相手と2人きりになるだけでも緊張するのに、その上「密室空間」のおまけが付いてくるのだから、普段よりも余計に緊張して口数が減ってしまった り、トイレが近くなったりするのは仕方がない。また、移動先はほぼドライバーに委ねられることになるので、それに対する緊張感もぬぐえない。走行中は何が 起ころうともその場から逃げられないし、どこか知らないところで置き去りにされる可能性も十分にある。だから、スタート段階で居心地の悪さを感じることも 少なくない。しかし、ひとたび場が盛り上がれば、親密度は一気に上がる。何気ない相手のしぐさにドキッとしたり、帰り際に「もう少し一緒にいたいな」とい う気持ちになったりもする。ただし、これは互いが気遣いをすればの話で、どちらか一方だけが頑張ったところであまり意味がない。同乗者がお腹をすかせてい ないか、のどが渇いていないかどうか、お手洗いに行きたいかどうかなどを、さりげなく確認することを忘れてはいけない。もちろん、会話を盛り上げることも 忘れてはいけない。

が、そんな気遣いができる相手ではない。お相手はあまり水分を補給しないタイプらしいが、私はしょっちゅう水分を補給 するタイプ。当然、のどが渇くタイミングはずれまくり。また、中途半端な時間から出かけることになったので、私は昼食も朝食も食べていなかったし、かなり お腹が減っていた。しかし、お相手はあまり空腹を感じないタイプなのか、食べることに興味がないのか、何とも思っていない様子。食べたり飲んだりすること が何よりも大好きな私にとって、こんなに相性の悪い相手はいない。

「疲れませんか?」
「のどは渇きませんか?」
「お腹は減りませんか?」
「少し、お茶でもして休憩しませんか?」
・・・こんなこと、何で私が聞かなきゃいけないわけ?

「僕は大丈夫です」
この返事じゃ、私はいつまでたっても水すら飲めないでしょ!
会話も全く盛り上がらないじゃない!!
「そうですね、じゃ・・・」とか何とか言って、好きな食べ物の話につなげるとかできないわけ?
デートに誘ってきたのはアンタでしょーが。
ちったぁー気を遣ってくださいよ。
何で私ばっかりアンタに気遣いをしなきゃならないの??

仕方がないので、私は強硬手段に出た。
「のども渇いたしお腹も減ったので、喫茶店にでも寄っていただけますか?」
初デートで、女性にここまで言わしちゃダメだってば・・・。

1日を通して、お店に入るタイミングはほぼ私が決定。会話を振るのもほとんどが私から。
ねぇ、こんなデートを楽しいと思う女性がどのくらいいると思ってんの?

音 楽でもあれば相手の音楽の趣味も分かるし良かったのだが、高級外車の中はAMしか聞けない環境。これにも愕然。別にAMが悪いわけじゃない。だけど、バラ ンスがあまりにも悪すぎる。例えば車が軽トラだったとしよう。それならAMだけでも私は平気だ 。けれど、今回は違う。誰もがよく知るトップクラスの高級外 車だ。これじゃまるで、外側はブランド物で固めているが、中身が全く伴っていないどこかのご令嬢のようだ。非常に申し訳ないが、中身と外見のバランスにこだわりたい私にはちょっと理解ができない。ドライブデートの良さをこれっぽっちも感じられないなんて、生まれて初めてかもしれない。

リーズナブルなデートを提案したのは私だが、チープなデートをして欲しいと頼んだ覚えは一切ない。
ぱっと見の印象が良かっただけに、ダメージが大きすぎて私には耐えられない。
彼に申し訳ないが、今回も見送り決定。

ここで一句。
「ドライブは 共同作業と心得よ」
ついでに、もういっちょ。
「エスコート 下手でも少しは考えろ!」
最後にもういっちょ。
「ラーメン屋 初デートなら避けましょう」
 

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