HOME » 自腹で潜入レポート » この相談所の潜入レポート » オーネットのパーティーレポート(1)
パーティ開始15分前から受付は開始しており、私が到着したのは10分前くらいだった。受付では会員カードを定時し、自分の名前と指定番号が書かれたネーム プレートとパーティで使用する紙を受け取る。会場に入ると、すでに半分くらいの人が席についていた。
会場とは即席感たっぷりのオーネット支社の一室である。会社のミーティングで使用するような長いテーブルが四角を作り、壁側をぐるりと椅子が並んでいた。夜 の雰囲気を出すために、照明は暗め。すでに席は指定されているようで、パーティの幹事役のようなオーネット社員女性が丁寧に案内してくれた。それと同時 に、「お隣りの方は●●さんです」と、隣席に座る男性を紹介してくれる。
男女交互に座るような席順になっているため、自然とお隣の男性と 会話をする仕組みだ。まだパーティが始まる前から、お隣さん同士で初対面にも関わらず楽しげに話す空気ができ始めた。この段階で、幹事役も1人1人の個性 を掴んでいるようだった。時間になり、さっそくスタート。
「男性の方は、右側の女性の飲み物を持っていってあげましょう。テーブルにある飲み物の中で何が良いか聞いてあげてください」
この幹事の誘導で、男性はレディファーストをすることに自然と気づかされる。どんなに気の利かない男性でも覚えられるという点は、良い教育している風にも見える。
全員の飲み物が揃うと、今度は
「●●さん、乾杯の音頭をとっていただけますか?」
と幹事。この●●さんとは、パーティ開始前の段階で、会場の中では最も会話を弾ませるのが上手そうに感じられる人だった。そのため、ほんの少しの時間を共有する人たちとはいえ、結束力を高めるためには適した存在だと、幹事の目にも留まったのではないかと思われる。
乾 杯の後は、テーブルに並べられた軽食類をバイキング形式で取るのだが、飲み物を男性主導で運ばせたため、このとき男性陣が女性の食べたいものを聞いてお皿 に盛るという行動が自然に発生。メニューは、カプレーゼ、生ハム、海老、サラダ、ロール巻き、いなり寿司、のりまき寿司などである。ちょうどお腹の空く時間帯だけに、少しでも食べられるのは助かる。食べている間は、自然に取り分けてもらった男性とは仲良く軽い話題を交わすことになる。
ある 程度食事が済んだところで、いよいよ本日のメインだ。今度は男性から見て左側の女性とプロフィールカードを交換、数分間のトークタイムとなる。音で合図が 聞こえると、男性は席を立ち時計回りに移動。また別の女性とカードを交換しトークタイム開始である。この繰り返しで全員と話すシステムになっているのだ。 この日は合計20名なので、10人と話すこととなった。
数分間で何が話せるかといえば、趣味や仕事でも軽く触れる程度である。相手のことを知ろうとすればするほど、質問攻撃をしてしまう。まるで、時間制限が設けられた面接である。一瞬、自分が面接官になっている?と思ってしまうほど、ズバズバと次から次に質問を浴びせた。
たぶん数分間のトークタイムではあったけど、たいがいの男性は引いていたかもしれない。
だって、私はプロフィールカード上で「のんびりしていてボーッとしている性格」などと自己アピールしているのだから。それなのに向こうに話す隙を与えず、 一方的に質問をぶつけまくる。自分でも意外だったが、いつものノリとはちがい、早口だし声もワントーン高く、次々に質問が場に浮かんでくる。コミュニケー ション能力の低い私は、そんな自分にびっくりでステキな男性を見つけることよりも、むしろ会話術の練習をしているような気さえしてきた。
男 性の中には、突拍子もない話を持ち出す人や目を見て離せない人もいたが、平均値が揃っているように見受けられた。趣味嗜好が合い、共通の話をもう少しした いと思えそうな人も中にはいた。しかし「いい人」で終わってしまうタイプばかりで、自分が今後の恋愛をイメージできそうな人は残念ながら1人もいなかっ た。
席を立とうとする前に
「なんだか・・自分ばかり喋っちゃって」
と謙遜気味に言われたのだけど、こちら側が相手に喋ってもらえるよう次々と質問を繰り返したのだから当たり前だ。おそらく、男性主導の会話を待っていたら会話は弾むどころか沈黙の連続だっただろうなと思えるほど、全般的に消極的な様子が感じられた。
ひ と通り会話をしていく間には、パーティ開始前に受付でもらったメンバーの名前と番号が記されてあるシートに自由にメモができるスペースがある。気になる相 手がいれば、最高4人まで交際申込ができるため、会話中の内容をとどめておくことができるのだ。交際の申込は後日、会社側に期限付きで送り、申込相手に本 紹介書が届くようになっている。
最後に改めて一人ずつ席を立ち、自己紹介やその日の感想を述べる時間がある。このときは自由に話すことが できるから、自己アピールできる最後のチャンスともいえるだろう。だけど、そこまで頑張っている様子の参加者は見えなかった。結局、最後まで同姓同士が関 わる機会はなかったが、女性側は男性に比べると外見的には平均値よりやや上を行っている人ばかりだったような気がする。オシャレにも気を使い、自分の容姿 にもそれなりに満足していそうなタイプだ。
パーティ終了後には、軽い2次会が行われた。1時間半の間に、ある程度仲良くなった男女はその まま流れていたが、1次会の段階でこの日は実りナシと判断した私は即退散。2次会がどういうノリになっていたかはわからない。ただ、少しでもトークタイムで気になる人がいた場合には、より親密さを深めるために絶好のチャンスだろう。
幹事が「男性は積極的に女性を2次会に誘ってあげてね♪」と言っていたのが印象的だったが、見ているかぎり誘っている人はいなかった。積極的に動けない男 性の場合、逆にあのようなパーティではちょっとした紳士的な振る舞いをさりげなく教えてもらえるので、お目当ての女性が見つからなくても自分の為にはなる のではないかと思う。