HOME » 自腹で潜入レポート » この相談所の潜入レポート » パートナーエージェントのお見合いレポ①「仕事とプライベートどっちが大事!?」
初めてのお見合いは日曜の午後に行われました。あまり堅すぎる格好だと余計に緊張してしまいそうだったので、私はカジュアルすぎずフォーマルすぎないスーツを着ていくことにしました。
約束の時間より少し前に支店に到着しましたが、お相手はすでに到着しているとのこと。入口付近で少し待つと、担当コンシェルジュがお相手を紹介。私たちは、簡単に挨拶を済ませると、支店から最寄りのカフェへと移動し、お見合いを始めました。
お相手はビジネスカジュアルといったいでたちで、写真で見るよりも穏やかで朗らかな印象でした。とても落ち着いていて、お話も上手。質問攻めや、突然黙り込んでしまうこともなかったので、私は安心していられました。経済的にも精神的にも自立しているようだったので、より一層好感が持てました。共通の趣味があったのも、よかったのかもしれません。話は盛り上がり、あっという間に時間は過ぎていきました。カフェでの支払いや別れ際の対応などもとても気持ちが良く、とくに断る理由が思いつきません。そこで、私はお相手に交際を申し込むことにしました。
パートナーエージェントの場合、お見合いの結果を翌日の昼過ぎまでに報告しなくてはなりません。ひと晩ゆっくり考えた私は、担当コンシェルジュに電話をし、前日のお見合いの結果を伝えました。お相手からの返事はまだだったようで、その日の夜、交際成立の連絡がありました。飛び上がるほど嬉しいというわけではありませんでしたが、私は何となくホッとしました。
担当コンシェルジュからお相手の連絡先を教えてもらって、私はお相手と直接連絡を取りました。お互いに仕事もあるので、なかなか会えないかもしれないけれど、調整しあってできるだけ会えるようにしようとお相手は言ってくれました――と、ここまでは何の問題もありませんでしたが……。
結婚相談所を介してお会いした方と交際するのはこれが初めてなので、私はどうしたらいいのかよく分かりませんでした。できるだけお相手のリードに従うことにして、メールが来れば返信し、留守電にメッセージが残っていれば折り返し連絡をしました。けれど、あまりに頻繁に連絡が来るのです。
お互いに仕事をしている身なので日中はそう連絡はないだろうと思っていたのですが、ランチタイムや就業時間になると、個人の日記ともつぶやきとも取れるようなメールが決まって届きます。どう返事をすればいいのか迷う内容ばかり……。それでも何とか返事をすると、それに対するレスポンスが早い! 貴重な昼休みの半分以上をメールの返信にあてることもありました。
互いに温度差がなければ、きっとそれはそれで楽しいのだと思います。けれど、私は徐々にお相手と連絡を取るのが億劫になっていきました。でも、私はなかなかそのことをお相手に言い出せず、返しにくいメールには返事をしないようになっていきました。
そしてある日のこと。「どうしても会いたい」とお相手から連絡がありました。お相手が指定してきた日は、どうしても抜けられない仕事の予定が入っていました。何時に終わるかも見えないし、私はお相手に「難しい」とお伝えしました。するとお相手は「用事が終わった後に会えばいい。何とか調整して欲しい」と言いましたが、それも無理だと告げると、明らかに腹を立てているようなトーンでこう言いました。
「僕に対する優先度は低いんだね」
さらに、電話は続き「こんなこと言いたくないけれど……」、「言うまいと思っていたけれど……」と次々に私に対する不平不満の言葉が飛び出してきました。
お相手を納得させるためには私が謝るしかなさそうなので、謝り続けました。でもお相手の詰問は止まず、電話を切った時には深夜3時を回っていました。
この出来事があった翌日、私はパートナーエージェントに連絡を入れ、担当コンシェルジュに詳細を伝えました。交際スタートからわずか3週間で、交際終了。
今回のことは、お互いに自分の気持ちばかりを優先させて、相手の都合など考えない言動を続けた結果なのかもしれません。そのことに対しては深く反省をしていますし、よい勉強になったと思っています。
交際中止の連絡に担当コンシェルジュは「また別の出会いもありますからね」と優しくおっしゃってくださいましたが、また同じようなことがあったら……と、暫く不安はぬぐえませんでした。