HOME » 自腹で潜入レポート » この相談所の潜入レポート » キューピッドクラブのイベントレポート①「FIT COM編」
キューピッドクラブの活動でメインとも言えるのが「FIT COM」。キューピットクラブの専用ルームにあるパソコンで、一度に異性会員の情報を100名以上閲覧できるというもの。キューピッドクラブの場合、パーティーの抽選にも当たらないし、なかなか出会いに繋がらないことが多いため、四半期に一度開放されるこのサービスを心待ちにしている会員も多いようだ。「FIT COM」に参加するためには事前に申込が必要で、1回の利用で2万円がかかる(料金は後払い)。
「FIT COM」に参加するためには、手書きの「FIT COMシート」を作成しなくてはならない。これを提出しないと、異性のプロフィールを閲覧することはできない。
「FIT COMシート」には提出期限が2つある。第一次締切りに間に合えば、通常(2時間)よりも30分長く閲覧することが可能なので、できればここに間に合うように作成したいところだ。私は第二次締切りに提出したので、2時間の閲覧時間だった。30分の差は、案外大きい。
「FIT COMシート」は作成に結構な時間がかかる。私の場合、1枚作り上げるのに丸1日くらいはかかった。でも、そのくらいのパワーを使わないと、ほかの会員の「FIT COMシート」に負ける。入会前の説明のときに成婚退会した元会員たちの「FIT COMシート」を見せてもらう機会があるのだが、それを見る限り、男女共にかなり気合が入っている。担当者も「地味すぎると、異性の目に留まりにくい」とはっきり言うし、「できるだけ丁寧に作ったほうがよい」とアドバイスもされた。
「FIT COMシート」はA4サイズ(横)で、左半分が写真スペース、右半分が自己PRスペースになっている。写真は複数枚貼ることも可能だが、2枚~3枚くらいがおすすめ。あまり沢山貼っても見にくいだけなので4枚以上にはならないようにしたほうがよいと思う。
自己PRスペースは完全なフリースペース。折り紙やステッカー、カラーサインペンなどを使って、見栄えよくデコレーションするのは楽しかった。けれど、自分のセンスも一緒にアピールすることになるので、「やりすぎ」にならないように注意しながら作った。後日返却される「FIT COMシート」は、次回参加するときのために保管しておくとよいかもしれない。
「FIT COM」参加当日はあまり早く到着しすぎても入室できないので、時間の5分前くらいに到着。受付で「FIT COM」の参加者であることを伝えると、ビニールの書類ケースを渡されるので、それを持って「FIT COM」専用ルームに向う。
「FIT COM」専用ルームに到着すると、まずは携帯電話をロッカーに預けることになる。専用ルーム内各所には監視カメラも設置されていているし、専用ルーム内で使えるメモ用紙まで決められている。メモ用紙は退出時に返却。もちろん、それ以外の紙(手帳など)に会員の情報を書くことは堅く禁じられている。
「FIT COM」専用ルームは真っ白で近未来的な雰囲気。全部で10くらいのブースがあり、それぞれが半円形のパーテーションで仕切られている。そのため、利用している会員の後ろ姿は見えても正面は一切見えない。飲食物の持ち込みも一切禁止。のどが渇いたら、専用ルーム内に備え付けられた自動販売機(無料)を利用するよう指示される。
ブースに座ったら、まずは「FIT COM」の利用についての動画を5分程度見る。これを見れば、一連の流れが分かるようになっている。途中で操作方法が分からなくなっても、この動画がナビ代わりになるので心強い。それ以外のトラブルがあった場合には、各ブースのインターホンを使ってスタッフを呼ぶ。
それが終わったら、会員番号とインターネット用の暗証番号を使って「FIT COM」にログインする。最初に表示されるのは自分の作成した「FIT COMシート」だ。内容確認のためらしいが、まじまじと見ると恥ずかしい。10秒ほどで自分のシートは見えなくなるので、その間はちょっとだけ照れて過ごす。
異性の「FIT COMシート」は、全会員の情報を閲覧できるわけではない。あらかじめこちらの条件に合いそうな人がセレクトされていて、その中から最大8名まで申込ができる。私が閲覧できた男性会員の数は、174名だった。
「FIT COM」を利用するうえで気をつけたいのが時間配分。例えば174名のプロフィールを細かくチェックしようと思うと、1人あたり40秒しかない。そこで、私は最初に写真や「FIT COMシート」の雰囲気から30名を選び、今度はその30名のプロフィールをしっかり読み12名まで絞り込んだ。この時点で残り時間は30分くらいになっていた。
ここからが大変。どの人がお見合いOKの返事をくれるかどうかも分からないのに、8名に絞り込まなくてはならない。「FIT COMシート」には結婚相手に求める条件より本人のPR文が書かれているので、私がその人のタイプかどうかわからない。頑張って8名に絞り込んみ申し込んだとしても、1件も成立しないで2万円が泡と消えるかもしれない……。まるでギャンブルみたいだ、と私は思った。
それでも決めるしかない。12名のプロフィールを何度も見比べて唸ること数分。「残り時間はあと少しですよ」とスタッフから声をかけられ、なおさら焦る。最終メンバーである8名が決まったのは、残り時間10分を切った頃だった。
「FIT COM」で申込をする場合、メッセージを添えることができる。これも専用紙が準備されているので、使いたい人は使ってみるといいかもしれない。私は時間が足りなくて、メッセージを書く余裕がなかった。もしも使っていれば、お返事に何かしらの変化があったのかもしれない。……やっぱり、時間配分をよく考えて挑むべきだと思う。
「FIT COM」が終わるまでに済ませるべきは、「FIT COM」専用の申込用紙にお見合い希望のお相手の会員番号を書き込むこと。これは2枚複写になっていて、一部は自分で保管ができる。ただし、個人を特定できるような情報は書き込めないことになっている(誰が判断するんだろ?)ので、書き込めることには限度がある。顔の特徴や気になることだけを、とりあえず書いておくしかない。そうでないと、誰に申込をしたのか分からなくなる。
結果は、インターネットの会員専用ページでチェックできる。悲しいかな、私は惨敗に終わった……。お断りの理由は一切分からないし、当然だけれどリベンジの機会もない。私の2万円は、夢と共に消えた。
でも、悪いことばかりではなかった。私の「FIT COMシート」を見たという男性から申込がやってきたのだ。これは有難い! キューピッドクラブは写真と経歴書を別に分けて郵送してくるのだが、どちらもかなりいい感じ。これまで活動してきてまだ1人にも出会えていない私は、この方からの申し出を受けることにした。