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自腹で潜入レポート パーティー編

ブライダルネットVIPのパーティーレポ①「値段のわりに……」

パーティー基本データ
内容:IBJ主催の20~30代向け少人数制の個室パーティー 会場:銀座店舗 参加人数:男女合計14名 会費:男女共に9,000円(初参加の場合6,000円) パーティー時間:約 1時間 30分

 【予約受付】事前の案内メールが間違いだらけ!

今回のパーティーはIBJが主催で、会場は銀座の大通りに面するビル内の飲食店。
夜がメインの店なのだろう。外は晴天だというのに店内には自然光がまったく入らないうえ、照明がやけに暗いから足元が見えにくく歩きづらい。

少し奥に歩いて行くと、受付にはパーティスタッフが2名待機している。そこで身分証を提示すると、店の中に案内された。

【パーティー会場】え? テーブル席に、私……だけ。

店内を見ると個室が多い。だけど部屋の入り口は暖簾で仕切られているから、通路が気にならないようになっている。私は4つのイスが並ぶ個室の様子から、4人の男女でトークする形式なのかと思った。しかしパーティーがスタートするまで5分しかないというのに、案内された個室にいるのは私だけ。他の参加者がやってくる気配すらない。そこでスタッフに尋ねると、女性会員は私のように1人ずつ個室で待機しているという。パーティーが開始したら、10分ごとに男性が1人ずつ入れ替わるとのこと。

パーティーの流れを理解したところで、スタッフから「ウーロン茶かオレンジジュースをお持ちいたします。どちらになさいますか?」と聞かれた。食事前のドリンクだと思った私は、口の中をすっきりと潤せるウーロン茶にした。

席に落ち着いたところで、テーブル上に置いてあった資料に目を通した。まず気になったのは、注意事項の内容。全員とお見合いが終わったら、「ファイナルカード」に交際を申し込みたい相手を記入し提出する。結果は翌日報告され、マッチングが成立したら交際に発展するようだ。

次にチェックした男性参加者のプロフィールには、ネット上で公開されている情報と同じ程度のプロフィールが載っていた。よくよく見ると今日の男性参加者は、30代中心で関東在住、年収500万以上が揃っている。いちばん驚いたのは、今日のお見合い相手は7人だけということ! 事前に少人数だとは知らされていたけれど、9,000円も払って7人しか会えないとは思わなかった。あとは、相手の質に期待するしかない。

【パーティー前半】ほんとにパーティー?

9,000円の参加費だから、それなりの食事が出るだろうと昼を抜いてきた私は、パーティーが本格的にスタートする前にお腹が空いてきた。お腹が鳴るのを気にしながら、パーティーの始まりを少しドキドキしながら待っていた。しかし時間が来ても始まる様子はなく、結局予定より10分経過したころにスタート。
先ほど頭に入れた注意事項やお相手プロフィールの内容をおさらいしていると、トップバッターのお見合い相手がようやく登場だ!

1人目は見た瞬間にNGだった。ハゲきったアタマに、でっぷりした体つき、そして非常に小さい。トークタイムのほとんどは、自身の仕事に関する車のセールストーク。「自動車もね、今の時代は売れないんですよ……」との発言に同情して終了した。

2人目は突っ込まれる前に自分から切り出したかったのか、「実家を出たことがない」と男性。いかにも用心しているような話しぶりだ。話を聞く限り家事は母親に甘えきりのようで、あまり良い印象をもてなかった。

3人目は激しい人見知りのようで、まったく目が合わない。過去には高級フレンチレストランの調理場で働いており、趣味の欄にも「料理」とあるため転職の理由を聞いたが、途端にそれまでの軽快トークが沈黙に……。話は尻つぼみ状態となった。

4人目は研究・開発関係の仕事で、年収は“中の上”。話す雰囲気は温和で、アクティブさも持ち合わせている。ようやく4人目にして、まともに話せる人に出会ってホッとした。ただ男性にしては肌が白すぎて、受け入れられない。

ここまでで、今日の参加者半分とのお見合いが終了。初対面での10分間トークは、あっという間だ。トークの合間には休憩がないから、空腹だったことを忘れるほどに忙しい。それに初めて会う1人ひとりの印象を10分間ですべて吸収するには、けっこうな集中力が必要だなと感じた。

【パーティー後半】ラスト3人のお見合い相手に期待したいけど……

5人目の相手は、年収1,000万円超えで、管理職クラスの落ち着きがある。高身長で顔も並みで、好条件が揃っているが、髪の毛がない。そして、ずっと喋っている。私が合いの手を入れる間(ま)ないほど、ずっと話し続けている。

6人目は同年代で、人間関係が苦手そうな雰囲気を醸している。終始ニコニコして愛想はいいが、なんだかわざとらしい笑顔。さらに話題につまずき、何度も沈黙を繰り返した。

7人目は、ひと言でいうと中年のアキバ系オタク。年上とあって会話をリードしてくれるし、話題も楽しい。多少オタクな面が見え隠れするも、知らない話が聞けて楽しかったくらいだ。しかしお友達以上にはなれない気がした。

こうして、7人のお相手との10分間トークは終了。

【パーティー終了】気づけばローテーションの面接会場

あっという間のパーティーだった。7人の男性とちょっと話しただけで、今に至っている。
コレでおしまい? というか、食事は出ない……?

落ち着いたところで改めて振り返ると、そもそもパーティーと呼べるスタイルかと疑問が沸いてきた。 初対面の人と積極的に話すのは社交的かもしれないけれど、日中から暗い部屋の中でマンツーマントークをするのは、どう見てもパーティーっぽくない。

私は、軽食を口にしつつ歓談するのが、パーティーだと思っていた。
何より、昼食を抜いてまでヘアメイクに手間ヒマをかけた私の頑張りは、あまり意味がなかった。お見合いの間じゅう座っていたから上半身しか見えていないし、室内が暗すぎてメイクもヘアスタイルも気にならない感じだったのだから。

それにしたって、お見合い相手7人との10分間トークのみで9,000円というのは、やや高い。
残念ながら、交際申し込みカードに記入したいと思える人は1人もいなかった。
物足りなさを感じながら、パーティーは終了した。

パーティー会場を出た先にあるエレベーターホールには、参加者と思われる女性が数人。しかし、参加女性たちはそれぞれ個室にいたから、全員顔が分からない。だからエレベーター前で鉢合わせしても、気まずいだけだった。

しかしパーティーがこんなにも楽しくないなんて、落胆気味だ。二度と行きたくないと思った私は、パーティー会場をさっさと抜け出しレストランに駆け込んだ。そして、今度は慎重にパーティーを選ぼうと決意した。