HOME » 自腹で潜入レポート » この相談所の潜入レポート » サンセリテ青山のパーティー潜入レポート(2)
パーティーはほぼ予定通りに始まった。司会進行役は40代位の女性。落ち着いた声と口 調が場の雰囲気を和ませる。パーティーは、「個別トークタイム」と「フリートークタイム」の大きく2つで構成されている。男女がそれぞれ1対1で話す個別 トークタイムが終わると、軽食をしながらのフリートークタイムになる。そして、フリートークタイムが終わったら、また個別トークタイムになる。これが1 パーティー中に2セット行われる。
司会者がその日のスケジュールとパーティーでのルールを説明し終わると、1対1のトークタイム前半が始 まった。マンツーマンのトークタイムでは、1人あたり約4分の時間が与えられる。この間、受付時に渡された参加会員の簡単なプロフィールシートを見ながら お相手のことを聞き出し、自己PRをする。これはちょっと大変。けれど、参加している異性全員と話をするにはこれしか方法がない。
けれ ど、そんな慌しさも苦にならない。目の前にいるのは賢くお育ちの良いサラブレットばかりだ。話し方も立ち居振る舞いもスマートで、自慢話をしたり何度も同 じことを聞いたりする人もいない。無論、女にがっつく印象は一切ない。参加男性18名全員がそうなのだから、女性達の目がキラキラしないわけがない。
私 も例外ではない。威張って言うことでもないが、私は(自分のことは完全に棚に上げて)男選びにうるさい。そんな私のハートを一瞬にして奪う男性はそういな い。ところが、このパーティー会場にはいた。好青年を絵に描いたような容姿、清潔感のあるジャケットにデザインにひねりの利いた白いシャツ、穏やかで安定 感のある口調、ライトな会話でありながら賢さの見え隠れする言葉遣い—どれをとってもパーフェクト。これは、いくしかない。本日の狙いは決まった。
サンセリテ青山の用意している参加者リストは素晴らしい。会員の趣味と職業のほか、客観的意見として担当カウンセラーからのコメントが記載されている。だから、たった4分しか話せなかったとしても、何となくお相手をイメージしやすい。
し かし、名前の記載は姓名共に一切ない。名乗ることも、お相手に名前を確認することも一切しない。これもなかなか考えられている。互いを番号で呼び合うのは 何とも滑稽だが、むやみに名前を呼ばれることもないし、知られることも覚えられてしまうこともないのだ。お相手の名前が分かるのは、パーティー終了後、相 互マッチングが成立したときだけ。それ以外で相手に自分の名前や身元が割れることはない。ファーストネームに特徴がある場合、名前を公開しているとそこか ら個人が断定される可能性も考えられるが、サンセリテ青山のパーティーではその心配はいらない。だから安心してパーティーに参加できる。
これは個人的な意見だが、興味関心がない人や信頼していない人に馴れ馴れしくファーストネームで呼ばれることを私はよしとしない。場合によっては不愉快にすらなる。こういう古臭い考えの人間にも大層ありがたい仕組みだ。
名 も知らぬ私の王子様(仮)との個別トークタイム時にも、このリストは大活躍した。担当カウンセラーによるPR文を互いに読み上げてみたり、趣味の補足説明 をしたり、そこから話を広げたりした。そしてあっという間に持ち時間を消化。名残惜しいが仕方がない。また後でと互いに軽く会釈をして席替えに。
トー クタイム前半が終わると、今度はフリータイム 。フリータイムには、軽食やデザートなどが振舞われ、各自が自由にその時間を楽しむことができる。シャンパン を片手に複数名でお話するもよし、デザートとお茶を楽しむもよし、気になる人に積極的にアピールをするもよし、という時間だ。お洒落な創作寿司、お肉料 理、チョコレートがコーティングされたイチゴ、スワン型のシュークリームなど、用意されていたお食事やデザートはどれも美味しく、さすが高い会費を提示す るだけのことはあるなぁと納得。
フリートークタイムの間、サンセリテ青山のスタッフは会場全体に気を配っていた。会員を直に知る担当カウンセラーが総勢5名もパーティー会場にいるというのは心強い。何か困っていると、すぐに飛んできてくれる。
私はいい男オーラ全開の王子様を目で追うのが精一杯で、柄にもなくモジモジしていた。するとそれを察知してか、担当カウンセラーが笑顔で近寄ってきて「お話したい方はいらっしゃる?」とひと言。
ぐっじょぶ!
天才的に、絶妙なタイミング。痒いところに手が届くとは、こういうことを言うのだろう。私が見初めた王子様だ。やはり女子に大人気のようだった。けれど、引く気はない。ここは担当カウンセラーの力を借りて、賢く振舞うことにした。
担 当カウンセリングに王子様の番号を告げ待つこと数分。私の隣にさわやかな笑顔の王子様がやってきた。横並びで座って、軽く食事をしながらのフリートーク。 ところが、サラブレットを前に駄馬の私はパニック。久々に「いい男」を前にしたもんだから、何を話していいかが分からない。こちらから呼びつけておいて酷 いもんだ。しかし、相手は王子様。こちらの緊張をほぐすかのように、上手に会話を引き出してくれた。その甲斐あって、私は私らしく王子様にアピールできた 気がした。
フリータイムの残り時間はあと少し。王子様に最後のひと押しをしっかりして、元の自分の席に戻ることにした。
1 回目のフリータイムが終わると、また個別トークタイムがスタート。そして、それが終わるとまたフリータイムになった。パーティーもそろそろお開きという時になると、司会進行役の女性が今後の流れについての説明を行う。気に入った異性の番号を最大5名まで選んで申込用紙に記入し、番号札と一緒に受付にいるス タッフに渡して帰る。そして、後日相互マッチングが発生した場合には連絡があるとのことだった。
今回私は王子様狙いの本命1点攻めに賭けた。ダメなら仕方がない。王子様の番号を用紙に書き込み、自分の番号札と一緒に担当カウンセラーに渡した。そして、ドキドキしながら会場を後にした。
帰 り際も男女を時間差で解散させるなど、サンセリテ青山のきめ細やかな配慮はパーティー終了まで一貫して変わらなかった。そして、それはパーティー終了後の マッチング連絡にまで及んだ。パーティー終了から数時間後、サンセリテ青山から1本の電話が入った。今日の今日だし、マッチング結果であるとはこれっぽっ ちも思っていなかったのだが、実は相互マッチング成立の連絡だった。
本命1点狙いは見事当たった。相互マッチングが成立したのだ。その日 のうちに結果が分かったこともあり、私のテンションは一気に上昇。それを悟られないように必死に抑えていたが、声は間違いなくワントーン高めになっていた はずだ。これで何もかもが決まったわけでもなく、まずははじめの一歩を踏み出したに過ぎない。それにも関わらず、こんなにも舞い上がってしまうなんて、単 純バカにも程がある。我ながら情けない。
相互マッチングが成立したら、次はお見合いである。担当カウンセラーにこちらの都合の良いお見合 い候補日をいくつか伝え、お相手とのスケジュール調整をお願いする。あとは、お相手のスケジュール次第だ。ここまでとんとん拍子で話が進んでしまったの で、狐につままれたような感覚がしなくもない。けれどこれは夢ではなく現実だ。電話を切った後、じわーっとそのことを実感した。
パー ティーの内容、サービスやスタッフの質共に大満足。サンセリテ青山のパーティーは個別トークタイムに重点を置いている。そのため、派手な演出や面倒なグ ループトークは一切ない。落ち着いた雰囲気の中で1対1の会話を楽しみたい、参加者全員と話をしたい、実は引っ込み思案だという方にはオススメだ。たった 2時間程度で、話したいことも話せないうちにパーティーはお開きになってしまうが、それでも充実した内容。他社主催のパーティーに比べ、明らかに上質で満 足度が高い。参加費用は決して安くないが、入会したら絶対に参加すべき!