HOME » 自腹で潜入レポート » この相談所の潜入レポート » サンマリエのパーティーレポ 第2話「3分勝負のアピール大作戦」
司会者のパーティー開始の挨拶が済むと、自己紹介タイムが始まった。順番にマイクが渡され、ひとりずつその場に立ち上がって簡単な自己PRをするというものだった。マイクを次の人に回す間に、司会役が一言「○○さんは○○がお好きなようですよ~!」と補足説明をしてくれるので、あまり色々と話さなくてもOK。名前と趣味や特技などを手短に話せばいいだけなのだが、大勢の前で話すことに慣れていない私は大弱り。もともと気が小さいので、人前に立っているだけでも緊張して何を話していいのか分からなくなってしまうのに・・・。
とうとう、私の番がやってきた。目線を会場に向けると、赤面してしまってダメ。沈黙が長くなると余計に注目を集めてしまうし、話そうとすればするほど焦って頭の中は真っ白になる。そんな状況で何とか話しだしたはいいが、噛みまくり・・・。そのたびに会場内に温かい笑いが広がったが、私は顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。
何とか自己紹介が終わり着席すると、司会者から「ちょっと緊張しちゃいましたか?もっとリラックスして楽しんでくださいね♪」と一言。そっとしておいて欲しいとも思ったが、何も言われずそのままにされるより少し気が楽だったようにも思う。
自己紹介タイムは30分程度で終わった。その後、グループ単位でのトークタイムになったのだが、そこでもまた私はやってしまったのだった・・・。
グループトークタイムは最初に座った席を基点とし、男女合わせて3名~4名程度の小さいグループに分かれて始まった。テーブルを動かしたり椅子を補充したりして会場を整備するのに少し手間取ったので、グループトークタイムは猛スピードで進むことになった。けれど、その作業を通して異性の人柄を垣間見ることもできたし、話すきっかけも作れたので、それはそれで良かったと思う。
グループトークで1グループに与えられた時間は3分間。カップラーメンが出来上がるのを待つ間に恋に落ちろと言われると困ってしまうけれど、「アリ」か「ナシ」かを判断するだけなら十分。お相手を判断しつつ、お相手からも判断される貴重な時間なのだから、自己紹介のように噛みまくらないようにと自分に言い聞かせた。
・・・と、今度は噛みまくることはなかったものの、何も話せない状況になってしまった。会話に困らないようにと、司会者がグループで話す議題(お題)をいくつか用意していたので、今回は話題に困ることはなかった。けれど、話をするタイミングを掴めなかった。グループ内に話し上手な人がいてリードしてくれる時はいいけれど、そうでないときにはどうも上手く話せない。聞き役に回ってしまって、ほとんど発言しないうちにグループ交代の号令がかかってしまう事態に。
困った・・・。何とかしなくちゃ・・・。
そう思っている私に優しく声をかけてくれる男性もいたので少しは救われたが、パーティーでは積極性が大事なのだと痛感した。そんなこんなで、グループトークタイムは私が気後れしてしまっているうちに、あっという間に終わってしまった。残念・・・。
次は軽食タイム兼フリートークタイムだ。フリートークタイムはその名の通り自由に過ごして良い時間だったのだが、どの席を見ても、グループトークタイムで最後に一緒になったグループ単位で動いている様子だった。私も例外なく、その暗黙のルールに従って動くことにした。
「3分じゃ、何も話せませんよね」と同じグループの女性に話しかけられたので、私は「ちょっと疲れちゃいました」と答えた。すると、私たちのやりとりを聞いていた男性が微笑みながら声をかけてくれた。その男性も、あまり積極的に話せなかったと言っていた。そうして私たちは改めて互いの自己紹介をした。・・・が、それは後回しにすべきだった。